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素足が感じること

だいぶ暖かくなってきたこの頃思うこと。少し長文失礼します。

わたし、家の中では基本裸足が多いです。

スリッパを脱いだり履いたりするほど広くも無いですし、

開放感に浸りたいのもあって、裸足にダラっとした服が多いんです。

 

我が家は、畳も含め、少しばかり現代的なお家よりも自然素材が多かったりします。

当時、傷つきにくい素材とか、汚れにくい素材とかは深く考えなかったせいで、

今現在、家中傷だらけです。笑

そのかわりといっては何ですが、素足で感じられる感覚が多彩です。

私にとってはエンターテインメントです。

 

硬い、柔らかい。

少し硬め、少し柔らかめ。

つるつる、ざらざら、サラッと。

ヒヤッと、ひんやり、適温。

たいら、少し凸凹。

正座には固し、あぐらはまあまあ。

などなど。

他は誇れませんが、この点だけは現代的なお家より私好みだなと思っています。

 

現代の住宅は日に日に高性能になっています。

昔の住宅と比べると、冬の快適さが段違いだそうです。

高耐久化もあって、ランニングコストも抑えられます。

素晴らしい事です。

ただ一点、私が残念に思うこと、それは素材感がないがしろになっていないかと思う事です。

 

木造なのに、木肌の露出は最小限。無垢材は無し?

傷のつきにくい、硬めの素材が多く、

悲しいかな、畳も少なめですしね。

耐久性の高さ、手入れのしやすさ、そしてコスパを求めるとどうしても、ということなんでしょうね。

 

私が尊敬している方がおっしゃっておりました。

「そこに木の柱があったら、触ってみたいと思うでしょ。」

何気ない一言だったのですが、すごく印象に残りました。

自然素材には何か惹きつけるものがありますよね。

手触り、足触り、匂い、優しい色味などなど。

 

手軽に仮想体験ができる便利な時代だからこそ、

高度な快適性が当たり前になった後は、

五感に訴える、自然素材(テクスチャー)の時代が来るのではと、期待している今日この頃。

今わたしが強く思っている事です。

 

これからは、素足に青畳がぴったりの季節です。

回りくどくなってしまいましたが、最後にその事をお伝えしておきます。

GW中、5/1と5/2は営業しております。お電話お待ちしております。

 

 

 

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